イクラ好き必見!美味しい「イクラ」を最大限楽しむ方法

ネットで海産物を買おうと考えた時、真っ先に想像するのは「イクラ」「カニ」「ウニ」ではないでしょうか。せっかく大好きな海産物を食べるなら本格的なものを食べたいですよね。

今回はその中でも『イクラ』をネットで注文しようと考えている方の為にイクラを美味しく食べる方法をご紹介します。

安いイクラを買っても大丈夫なのか問題

何事でも買い物の時真っ先に気にするのが「価格」ですよね。美味しいものを食べたいとはいえ、できるだけコストを抑えたいというのが皆さんの本音だと思います。

安いイクラを買ってたくさん食べたいという気持ちもわかりますが、美味しくなければ本末転倒です。安いイクラの味はどうなのか。なぜ高級食材であるイクラが安く買えるのか説明します。

安いイクラには罠がある

皆さんはイクラが何の卵からできているか知っていますか?「鮭」と答えた方、正解です!ただ、答えはそれだけではありません。

実は”鱒(マス)”の卵もイクラと呼ばれているのです。「鱒のイクラなんてあるんだ〜食べたことないなー」と思った方!そんな方でも実は気づかないうちに鱒のイクラを口にしています。

スーパーなどで粒が小さいイクラを見かけたことがありませんか?実はそれ、鱒のイクラの可能性があります。のイクラは、鮭のイクラに比べて粒が小さく、値段も約3割ほど安いのが特徴です。 

スーパーやお店では鱒と鮭のどちらも「イクラ」と表記しており見た目がよく似ているので、素人が見分けることはまず出来ません。しかし原材料を見ると「鱒イクラ」、「イクラ(鮭)」など、何の卵かわかるように表記されているので誰でも判別はつけられます。気になる方は見てみてくださいね!

人によって好みは違いますが、一般的に鮭のイクラの方が美味しいと言われています。鮭のイクラはプチッとした触感で、味も濃厚です。食べ比べてみれば、その違いがよくわかると思いますよ。

 たまーに売られている人口イクラ

さらに、この二つの他にも「人工イクラ」と呼ばれるものがあります。

名前の通り、人工的に作られており、主にアルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムという物質が原料です。イクラすらも人の手で生み出せるとは技術の進歩がすごいですね…

ただ、あまり市場には出回っていないようなので、見かけることは少ないかと思いますので安心してください。

 瓶詰めのイクラは高そうに見えるが…

スーパーや観光地などでたまに瓶詰めにされた"イクラ"を見かけることがあります。ガラスがかなり分厚く、食べるラー油の瓶詰めは厚さが2ミリであるのに対して、イクラの瓶詰めは7ミリと約3倍以上。この分厚い瓶には重要な役割が2つあります。

1つ目は強度。そして2つ目は見栄えの問題です。イクラは値段が高く少量、1個1個が小さな粒であるため、分厚い瓶がレンズ効果として働き、貴重なイクラの量を多く見せる効果があります。

もちろん中には高級品もありますが基本的には瓶詰め=高級品ではないことを覚えておいてください!

美味しく食べる上で最も重要な解凍方法

イクラは通販で購入すると基本的に冷凍で届くはずなので、解凍作業が必要になります。「常温で溶かせばいいんじゃないの?」と考えている方。解凍を甘く見てはいけません!

いかに解凍を上手に行うかによって味は大きく変わります。イクラを食べる際に最も重要なポイントと言っても過言ではありませんので、ぜひ丁寧に解凍して下さい!

冷凍庫でじっくり解凍

自然解凍はあまり良くないとお伝えしましたが、もちろん電子レンジ解凍もNG。食べる前日~半日前に冷凍庫から冷蔵庫に移し、5℃以下の低温で解凍します。

常温の自然解凍などで急速に解凍してしまうと、温度変化によってイクラからドリップが出てしまい、味・食感が損なわれてしまいます。 よっぽど急いでいる場合をのぞいて基本的には冷蔵庫でゆっくりと解凍することがオススメです。

解凍POINT

  • 温かい料理なら凍ったまま加えてもOK 
    温かい料理には凍ったまま使っても問題ありません。ただし高温になるとイクラが煮えて食感が失われてしまうので、お雑煮やうどんなどの温かい汁物に使う場合は器に盛り付けたあとに加えてください。
  • 電子レンジ解凍や流水解凍はNG
    電子レンジで解凍すると、部分的に熱が加わってイクラが煮えてしまうのでNG。
    また、流水解凍もオススメできません。水道水の水温は最高で30℃近くになるため、特に夏場はイクラが傷んでしまうことがあるので避けて下さい。

イクラを楽しむためのレシピ

そのまま食べても美味しい”イクラ”ですが、「普通に食べるのは飽きた」と言う方のためにいくつかアレンジ方法をご紹介します。

おつまみにぴったり♪イクラおろし

いくらおろし

イクラのプチプチとした食感や旨味が、大根おろしとよくマッチしてお酒のおつまみにおすすめです。

材料2人分

  • 大根 250g
  • 白だし 小さじ1杯
  • 薄口醤油 小さじ1/2
  • イクラ 10g
  • 小ネギ 適量
  • 大葉 1枚

作り方

  1. 大根をすりおろす。
  2. キッチンペーパーで大根の水気を切ります。
  3. ボールに白だし、醤油を入れよく混ぜ合わせる。
  4. 大葉を敷いた器に大根を盛り付け、イクラと小ねぎをのせ(2)で作った白だしと醤油をかけたら完成です!

 POINT

白だしは種類によって風味や味の濃さが異なるので、パッケージに記載されている分量を目安にし、お好みに合わせてご使用ください!

明太子とイクラのクリームパスタ

いくら明太子パスタ

 いつも食べている明太子パスタをちょっと贅沢に食べたい時はイクラをのせると上品に仕上がります。イクラと明太子のプチプチ感がパスタにバランス良く絡まり絶品です!

材料1人分

  • パスタ 80g
  • 明太子 30g
  • バター 15g
  • 茹で汁 適量
  • マヨネーズ 小さじ1
  • 生クリーム 100ml
  • 大葉 適量
  • イクラ 適量
  • 塩 適量

 作り方 

  1. 沸騰したお湯の中に塩を入れてパスタを茹でる。
  2. フライパンにバターとマヨネーズを入れて加熱しながら溶かす。
  3. パスタが茹で上がる少し前に生クリームを加えて軽く煮詰める。
  4. 茹で上がったパスタと明太子、茹で汁をフライパンに入れて素早く混ぜ合わせる。
  5. お皿に盛りつけたら、仕上げに大葉とイクラをトッピングして完成です。

Point

塩の量は水1.5ℓに対して塩大さじ1程度(約15g)が適量。

パスタ自体にしっかり下味をつけることで、仕上がりが格段においしくなります!

生クリームは30%台のものを使うのがオススメです。

イクラは栄養豊富

皆さんは「イクラはただ美味しいだけ」とは思っていませんよね?

イクラはただ美味しいわけではなくとっても栄養豊富!

主な栄養素としては、タンパク質、DHA、EPA、ビタミンです。この他にもありますが、今回は主なこの4つの栄養素について紹介します。

①タンパク質

1つ目は皆さんご存じのタンパク質。

人の体の60~70%は水分ですが、タンパク質は残りの20%も占めています。筋肉や髪の毛、皮膚を作るための材料であり、生きていくうえで欠かせない栄養素の1つです。

逆に言うと、タンパク質が不足すると、筋肉がやせ細り、髪が弱っていき、皮膚がボロボロになってしまいます。怖いですね…

イクラはこのタンパク質が、なんと100gあたり約33g含まれています。鶏もも肉が100gあたり約20g、マグロが約26gなので、他の食材と比べてもタンパク質がずば抜けて多いことがわかりますよね。

②DHA

脂肪の中には、常温では固体の「飽和脂肪酸」と、常温では液体の「不飽和脂肪酸」に分けられます。皆様のイメージする、体に悪い脂肪というのは、”飽和脂肪酸”です。

一方で、不飽和脂肪酸は「良い脂」と呼ばれ、体に様々な恩恵を与えてくれます。体内で合成することはできないため、外から摂取するしかありません。

不飽和脂肪酸の一種であるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳神経に効果があり、記憶力・判断力を向上させます。

受験生や社会人、アレルギー持ちの方などに、是非取っていただきたい栄養素ですね!

③EPA

EPAも不飽和脂肪酸の一種です。EPAは血液をサラサラにしてくれたり、中性脂肪を減少させたりする働きがあります。

また、高血圧や動脈硬化、脂質異常症などの生活習慣病の予防にも効果があるとされています。まさに私たちの健康の味方です。

➃ビタミン

イクラにはビタミンAやB群、D、Eなどのビタミンが含まれています。それぞれを詳しく説明するとキリがないので、大まかに説明します。

  • ビタミンAは皮膚や目の粘膜を健康に保つ。
  • ビタミンB群は代謝を助ける働きがあります。
  • ビタミンDはカルシウムの吸収を促進する効果があります。
    ビタミンDが不足すると、せっかく摂取したカルシウムをうまく吸収できません。
  • ビタミンEは抗酸化作用があります。抗酸化作用とは動脈硬化や老化などの原因である活性酸素を取り除く働きです。

実はプリン体が少ない

 ここまでイクラの豊富な栄養について説明してきましたが中には「イクラは食べたいけどプリン体が気になる…」と考えている方もいるかもしれません。

確かに一般的に魚卵はプリン体が多いイメージがありますが、実はイクラに含まれているプリン体は極めて少ないのです!

100ℊあたりのプリン体含有量は、約3.7mg。他の食べ物と比較してみても、白米が25.9mg、鶏モモ肉は122.9mgと、圧倒的に少ないことがわかります。

 イクラはプリン体が多いと言われている理由は、「粒がたくさんあるからその分プリン体も多く含まれている」という間違った思い込みがあるからみたいです。たしかに、イクラ一粒一粒にプリン体が詰まっていそうなイメージがありますよね。(私もそう思っていました…)

 イクラを食べても痛風になることはなさそうですね!だからと言って食べすぎには注意してください。

北海道のイクラが美味しい理由

北海道のイクラはご家庭で食べたり、贈り物としても使えるので非常に人気です。実際に食べても味は美味しく、食感も抜群。

そんな北海道のイクラが美味しいのには粒の大きさが影響しているのをご存知ですか?

イクラの大きさは鮭に比例する

イクラの前段階である筋子にも大きなものと小さなものがあります。鮭自体が大きいと筋子が大きく、逆に鮭自体が小さいと筋子も小さくなります。

つまり、大きな鮭のお母さんから生まれた卵(イクラ)は大きくなるのです。

大きさと味は比例する訳ではない

鮭の大きさとイクラの大きさは比例すると書きましたが、実はイクラの大きさと味は比例する訳ではありません!

産卵に向かって川に近づいてきた時に獲れたものと、川に入ってきて産卵間近なものとでは獲れる時期でイクラの質は全く違います。

産卵に近づけば近づく程、卵は卵自身の栄養を使って大きくなり、皮も厚くなってきます。つまり大きくて見栄えはいいけど、旨みが少なく食べると口の中に皮が残ってしまいます。

こうなると全然おいしくありません(粒はそこそこの大きさで口の中で歯に触れた瞬間はじけるのが最高のイクラです)。

最もおいしいのは、粒はやや小さ目のもの。「大きくて立派なものがいい」というのは間違いです。

鮭は北海道産がやや小さく、三陸産のものの方がやや大きいので見栄えよりも味が優先の人は北海道産、味も大切だけど少しでも大きさを、という人は三陸産がオススメ。

また、北海道のイクラは濃厚な旨みを存分に楽しめるという点が大きな特徴。これは水揚げ直後の新鮮な魚卵を原料にしているため生臭さがないことが関係しています。

まとめ

イクラを購入するなら、北海道産がオススメ!

北海道はイクラの原料である秋鮭の水揚げ量が日本一。現地で大量に採れた秋鮭の卵をそのままイクラに加工しているので鮮度が抜群。

採れたて新鮮な筋子から作られたイクラは、パックのお寿司のイクラとは比べ物になりません!

「イクラが苦手だったけど、北海道のイクラを食べたら好きになった」という人も何度も見かけています。(実は私もその一人です笑)

北海道産のイクラを買えば間違いなしです。

 私たちのイクラ

私たち赤レンガ市場のイクラは、北海道で採れた新鮮な秋鮭の筋子を、一粒一粒丁寧にほぐし、醤油タレにじっくり漬けて作っております。

プチっと弾けるような食感とともに、あふれ出てくる濃厚な旨味を楽しめます!シンプルなイクラ丼だけでなく、パスタやサラダなど、どんな料理にも合うような、深い味わいが特徴です。

厳選された最高品質のイクラを、是非ご家庭で味わってみて下さい!

鮭いくら醤油漬け 250g