海鮮好き必見|ホタテの生態から栄養・効能を徹底解説

「好きな貝類はなんですか?」と聞くと「牡蠣」や「鮑」あたりが思い出されるでしょう。しかし、子供には牡蠣や鮑の良さを理解するには早く、人気はあまりありません。子供の意見を取り入れると、一番人気はホタテではないでしょうか!(あくまで私の個人的な意見ですが。。笑)

今回は人気No.1(諸説あり)である”ホタテ”の魅力をご紹介します。

ホタテの生態

ホタテは主に水深20~30mの砂底に生息しており。植物プランクトンなどをえさとして生きております。地域にもよりますが産卵期は3月~6月で、孵化してから4~5年で殻長が15㎝ほどまで成長します。

普段は海底で殻を少し開けた状態で動かずにいますが、身の危険を感じたときなどは貝の上下を開閉しながら海水を吐き出し、勢いよく水中を泳ぐように移動するそうです。(ちょっとみてみたいですね笑)

ホタテは特定のプランクトンを摂取することで中腸線に貝毒を蓄積することがあるので気をつけてください。

貝毒には麻痺性貝毒と下痢性貝毒があります。

  1. 麻痺性貝毒
    フグ毒に似ているものを麻痺性貝毒といいます。多くは食後30分ほどで唇や舌、顔面にしびれを感じ、時間の経過とともに全身に広がり、麻痺に代わります。
  2. 下痢性貝毒
    主な症状は激しい下痢で、腹痛や嘔吐などの消化器症状が現れることがあります。多くの場合は3日程度で回復し、予後は良好です。

このように稀に毒を持った個体も紛れていますので、個人で採って食べる際は注意してください!

ホタテのミミは食べる?

ホタテは、貝柱よりもその周辺のミミ(ひも)やエラ、ウロなどから悪くなっていきまのでミミを食べるときには一般的に多くは炒め物でよく見かけます。

なので刺身でミミを頂けるなんていうのは、新鮮な証拠なんです!

私たちの提供するホタテのミミはもちろんお刺身でいただけます♫

ちなみにホタテの"ミミ"とは。。

ミミとはホタテの軟体部の周縁にあり、貝殻を分泌する器官である「外套膜」という部分を言います。役割としては、帆立が泳ぐときに海水を噴出して泳いだりする場所という事もあり、筋力が発達している部位だともいえます。

また、貝がらを形成する部分でもある部分を真珠層と呼び、貝がらを新しくし続ける事で寄生虫の侵入を防ぐ役割を果たします。

外套膜の上に黒い点は実は目で、ホタテの目の数は多くなんと100個ほどあるそうです!(驚きですね!)

帆立の目はレンズや網膜などがあり、高等動物に匹敵するほど発達していますが、実際は光を感じる事くらいしかできないようです。

ホタテに含まれる栄養

北海道のほたては、あっさりとした味わいとヘルシーさで、子供から大人まで誰もが美味しく食べられる海の幸。しかもただ美味しいだけでなく、栄養素を大量に含んでおります!

ビタミンB12や葉酸、亜鉛など、体にうれしい栄養成分が含まれるほたて。健康をキープするための万能食材として、食べることをお勧めです!ここからはホタテに含まれる栄養素を詳しくご紹介いたします。

ビタミンB12

ホタテには100g中、ビタミンB12が11.4μg含まれています。ビタミンB12は、血液の成分である赤血球に含まれるヘモグロビンという成分を作るのに関与しています。

ビタミンB12をしっかりと摂ることで、貧血予防が期待できます。またビタミンB12は脳や神経を正常に保つ役目もあり、神経障害を予防するはたらきもあります。

ビタミンB12 は葉酸と協力して赤血球中のヘモグロビンをつくるために必要です。また、脳からの指令を伝える神経を正常に保つ働きもあります。

葉酸

ホタテには100g中の葉酸含有量は87μgとなっています。葉酸は赤血球を作り出すはたらきを持っています。不足すると貧血になることもあるため、別名「造血ビタミン」とも呼ばれています。

赤血球は、ビタミンB12と葉酸の2つの成分が協力して作られるので、どちらもきちんととることが大切です!

また、葉酸には私たちの細胞が作られる際に欠かせないDNAを合成するはたらきもあり、細胞分裂が盛んな胎児ではとくに必要な成分です。そのため、妊婦さんだけでなく、妊娠を予定している女性にとっても大切な成分といえます。

亜鉛

ホタテには100g中、亜鉛が2.7mg含まれています。亜鉛は細胞を作ることや代謝をサポートする酵素の成分のひとつになっています。亜細胞を作ることがサポートされるので、肌や髪などが健やかに保たれるため、美肌や美髪効果が期待できます♪ 

亜鉛は新陳代謝に必要な反応にかかわる酵素の成分となるほか、タンパク質の合成や遺伝子情報を伝えるDNAの転写にかかわっているため、細胞の新陳代謝の活発なところでは多く必要です。

そのほかにも亜鉛には、舌にある味蕾(みらい)という味を感じる細胞を作るのに関与し、味覚を正常に保つはたらきもあります。さらに、免疫機能を助けるはたらきも持っています。

たんぱく質

ホタテの100g中のたんぱく質量は13.5gです。たんぱく質は体を作る原料となっており、筋肉や臓器のほか、ホルモンや免疫に関与する物質もたんぱく質からできているのです。 

栄養の効率的な取り方

ホタテに含まれているタウリンやビタミンB類・葉酸は水に溶けやすい性質をもっています。そのため、ゆでる調理だとせっかくの成分が水に溶けだしてしまうことに……。

水に溶けやすい物質を無駄にしないためには、水を使わない「焼く」「炒める」「揚げる」といった調理方法がおすすめです!

 

また、「ゆでる」「蒸す」でもスープやパスタなど、ホタテから流れ出たエキスごといただける料理であれば、栄養成分を無駄なくいただくことができますね♪ 

 

食べるならぜひ北海道のホタテを!

北海道のホタテは冷たい海で育つことで身の大きく甘みも強くなります。 また、自分の身を守るために活発に動き回る天然ホタテは貝柱の身の"締まり"が違います。 

私たちはオホーツク沿岸、噴火湾などから、時期によって最も質の良いホタテを仕入れています。

新鮮じゃないと食べることもできないミミももちろん刺身でいただけますし、 新鮮だからこそ味わえる、濃い旨みとむっちりとした確かな歯ごたえをご賞味ください!

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ホタテの貝柱を沢山食べたいという方はこちら!