いくらやカニ、牡蠣などネットで注文するなら送料無料がいいけどお得じゃない可能性がある?

皆さんはネットで海産物や日用品などを購入する際に商品自体の質や価格を気にするのはもちろん、送料も気にしますよね。送料がかかってしまうとなんだか損をした気分になる…そんな方も多いと思います。しかし、送料がかかったとしても実は損をしたとは一概には言えないのです!

 今回は送料が無料なお店とそうでないお店がある理由、そしてどっちがお得なのかをご紹介します。 

そもそも送料・手数料・配送料とは

商品を購入して消費者の私達が支払うものに送料・手数料・配送料とあります。

 配送料とは商品を購入者の住所まで届けるのに必要な料金です。 

この配送料にはドライバーの給料、ガソリン代の他に梱包や資材なども含まれている場合もあります。送料も同じ意味で配送にかかる料金になります。

手数料とは商品発送にかかった事務的作業に対して支払う料金の事です。

これは通販サイト以外でも銀行からお金を引き出す時にかかる手数料と同じ意味です。企業によっては配送手数料と記載している場合もあります。

配送料の仕組み

海産物を販売しているお店は基本的にヤマト運輸や佐川宅急便と契約しています。お客様がお支払いする配送料はネットショップによってまちまちですが、実際にかかる費用は商品のサイズや重さ・配送地域で金額は異なります。

小物などを買った時は配送料が安くて、家具や家電製品を購入した時は送料だけで2,000~3,000円かかったなんてことあるのではないでしょうか?

送料が高いと通販サイトで買うよりも店舗で買った方が安くなるのではと不思議に思ってしまいますよね(笑)

送料無料のメリット

お客様にとって嬉しい送料無料ですが以下のメリットがあります。

  • 送料を気にする必要がない
  • 発送場所から遠くに住んでいる人でも気軽に頼める
  • 送料がある時よりも購入しやすい

商品を買う時に送料を気にせず買い物かごに入れられるのでとても魅力的ですよね。特に地方に住んでいる方で通販で買い物する事が多い人だと送料無料は特に気にされると思います。

デメリット

 お客様からみた送料無料のデメリットです。

  • 商品価格が高めの場合がある

「送料無料だから少し高くてもいいか!」と考えがちですが、これは大きな落とし穴です。お会計の時に送料を払うのはもったいなく感じても商品自体の価格が上乗せされているとお得ではありませんよね。 

こちらのデメリットについてもう少し詳しくお話しします。

送料無料は単純に喜んではいけない。

先ほども触れたように送料無料がお得とは一概に言えないのです。例えば、お店がヤマトの宅急便を使用しており、通常費用は1,000円かかるとします。

このお店がお客様から配送料をいただかない場合、誰が払っているのでしょうか?ヤマトのスタッフが「今回は特別に配送料は入りませんよ!」とは絶対言いませんよね(笑)お仕事ですし。

皆さんも薄々気づいているかもしれませんが、誰が送料を払っているかと言いますと、お客様自身が配送料を払っているのです!

サイトにもよりますが、配送料を取っていない場合基本的には商品の価格の中に配送料が含まれています。

例えばいくらを1,000円で仕入れて1,500円で売る場合、お店の利益は500円になります。もしこのお店が送料無料にしたいと思ったらいくらを1,500円で売っていては赤字になりますよね?このお店が送料無料にする場合いくらを2,500円で売らないといけなくなります。

 送料

このように、皆さんが気づかないように商品価格に配送料が盛り込まれているのです。ですので一概に「送料無料の方がお得!」「同じ価格なら送料無料の方がいいよね」とは言えないのです。

送料が別途かかる場合でもお店によって送料の決め方は異なります。

送料が全国一律というパターンもある

送料が全国一律になるケースです。

「送料全国一律〇〇円」など見かける事があります。

この場合は発送先関係なく送料が一律になるのでわかりやすく平等でもあります。しかし、こちらはお得なお客様もいれば、余計に多く送料を支払っているお客様がいる可能性があります。

例えば、私たち朝市赤レンガは、北海道のお客様には送料1,000円、関東のお客様には1,500円の送料をいただいております。こちらは運送会社が配送距離により定めている価格が異なるので、北海道と関東で価格が異なるのです。こちらを全国一律価格にする場合1,250円に設定することになります。そうなると関東のお客様はお得ですが、北海道のお客様は少し不満に感じてしまいますよね。(実際は送料の仕組みを詳しく記載してないので不満に感じる方はいませんが、詳しく知ってしまうと不満ですよね)

このようにお店の近くに住んでいる場合は本当にお得なのか疑問に感じ、お店から遠くに住んでいる場合は送料はお得となる場合が多いです。

〇〇円以上で送料無料

これもネット通販によくある送料設定のひとつで、「5,000円以上の注文で送料無料」などの送料設定の手法です。

この方法には、主に「お客様にたくさん買ってもらう」という目的も含まれています。こちらは多くのネットショップに採用されている手法です。こちらも先程と同じく、いくらやカニの価格を決定する際に各商品に少しずつ送料分の価格を上乗せしているのです。

 私たちはあえて送料を頂いています。

送料に関していろいろご紹介してきました、どのような方法を取っていてもお客様にはメリットもデメリットもあるかと思います。

朝市赤レンガは北海道産の質の良い食材を適正価格で販売することをモットーに活動しています。なので、私たちはあえて送料を別途いただいております。その方がお客様に商品の価値、価格をよりわかりやすく伝える事ができると思ったからです。 

お客様の中には、送料無料にして欲しい!という方もいるでしょうが、送料を別途頂いていてもお客様へのご負担は変わりませんので、申し訳ございませんがご了承ください。

まとめ

送料に関して色々ご紹介しましたが、送料がかかっても無料でも、両者にメリットデメリットがあるのでそこまで気にしなくても良いと思います。

海産物を扱うお店は、発泡スチロールで冷凍/冷蔵商品を配送するので、送料が高くなりがちです。中には多く送料を頂いている悪質なお店もありますが、基本的にはどのお店も送料はギリギリまで抑えています。

私たちの商品も気が向いたらご購入いただけると幸いです。

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